戰國的「格爾尼卡」~大坂夏之陣、因何會引發的惨劇~
戦国の「ゲルニカ」 〜大坂夏の陣、惨劇はなぜ起きたのか〜
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日本
2008-06-25日本上映

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大坂の陣。徳川家康が豊臣家を滅ぼし、天下統一を完成させた戦いとして知られている。その合戦の様子が、戦いの直後に作られた「大坂夏の陣図屏風」に克明に描かれている。屏風の右側には徳川家康や真田幸村など武将たちによる戦闘の様子、そして左側には、戦火を避けて逃げまどう民衆の姿が生々しく描写されている。 屏風に描かれた通り、大坂の陣は、戦乱の世においても非常に珍しい“市街戦”であり、多くの非戦闘員が巻き込まれた戦いであった。雑兵に襲われる女性、首を斬られる農民、奴隷狩りに遭う人々—— これら非戦闘員への被害が拡大した背景には、徳川・豊臣両家の思惑や、政治的、軍事的要因が大きな影響を及ぼしていたことが近年の研究によって明らかになった。さらに最近発見された史料から、この戦いは大坂の民衆を分裂させ、一族同士でさえも殺し合うという最悪の事態を引き起こしていたことが分かってきた。 番組では、戦国史上最大の市街戦・大坂の陣を、民衆の視点から捉えるとともに、なぜ被害は拡大したのか、屏風や新たな研究成果を元に合戦の内実を読み解き、その真相に迫る。