キリコは数年間、植物人間状態で眠り続けていました。奇跡的に目覚めると、父、母と愛犬はすでに亡くなっており、失踪し音信不通だった姉のマリエが戻っていました。キリコは両親の死を受け入れられず、何事もなかったかのように平然としている姉も受け入れられません。将来や現在のことがうまく考えられず、イライラしています。そんな彼女を落ち着かせるのは、生まれ育った家だけでした。しかし、マリエはある事情で、キリコに黙って家を売る契約をしてしまいました。立ち退きの日が近づき、引っ越しの準備を進めるマリエに対して、キリコは抵抗します。混乱する2人の家に、マリエの元カレらしいゴトウが訪ねてきて住みついてしまいます。さらに、家出女子高生のサチもやって来て…。 この作品は姉妹が住む家そのものが主人公とも言え、家の中や外観はもちろん、あらゆる“場”の撮り方がうまいです。田んぼの横を通る道路や、青々とした草が…


